高岡地域文化財等修理協会

高岡地域文化財等修理協会

当会には、金工・漆工・木工・繊維・彫刻の5つの部会があり、富山県内の祭屋台等製作修理技術者や伝統工芸士、宮大工、彫刻師など約70名の技術者が所属し、高岡御車山をはじめ県内外の山車修理や新調などに取り組んでおります。

2019年11月には、祭屋台等の文化財保存修理を通じた伝統工芸技術の継承に努めるとともに会員の資質向上に取り組むなど、地場産業の振興と地域経済の発展に寄与したことから富山県功労彰(団体)を授与しました。

活動について

当会は、伝統産業技術の向上、継承及び後継者育成を図るため高岡地域を中心とした伝統産業技術者らで、国指定重要有形無形民俗文化財「高岡御車山」の保存修理をはじめ、県内外の山車・鉾・曳山・屋台等の新調や保存修理を行っております。

また、県外へ伺い山車の見積調査や意見交換を兼ねた当会の活動紹介なども実施しております。

現代の名工から、次代の子どもたちへ。

昭和50年、高岡銅器、高岡漆器は国の伝統的工芸品に指定されました。また、重要無形文化財保持者(人間国宝)も輩出しています。

平成18年度には、国の構造改革特別区域計画「高岡市ものづくり・デザイン人材育成特区」の認定を受け、市内の小・中学校等全40校で独自の教科「ものづくり・デザイン科」を実施し、銅器や漆器、地場産業品の制作に取り組んでいます。

また、昭和43年より開講している「高岡市伝統工芸産業技術者養成スクール」では、伝統工芸の第一人者が講師となり、デザインや素材などの基礎知識や実践的な金工・漆工技術の修得を図るなど、次代を担う技術者の養成に取り組んでいます。

さらに高岡には、富山県産業技術研究開発センター、富山県総合デザインセンターや高岡市デザイン・工芸センターなどの産業支援機関、国立大学法人富山大学芸術文化学部、富山県立高岡工芸高等学校など、ものづくりと伝統技術を支えるさまざまな公共機関が集積しています。

歴史と文化によるまちづくり

高岡には、豊かな歴史と文化が今も残り、これらを活かしたまちづくりを進め、国宝 瑞龍寺をはじめとする文化遺産を、「近世高岡の文化遺産群」として世界文化遺産登録を目指しています。

 

高岡地域文化財等修理協会事務局
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